コミュニケーション不足のリスクと解決策

中小企業の成長には、経営者のリーダーシップ、ビジョン、技術力など、様々な要素が必要です。そのなかでも、非常に重要な要素を「コミュニケーション」と考える経営者様は多いことでしょう。コミュニケーションが活性化すれば「人」と「人」のつながりが強くなり、組織力は劇的に変わります。
では、コミュニケーションが不足すると、会社側はどのような不利益を被るのでしょう。

コミュニケーション不足で発生する問題

■ ベクトルの不一致

経営者の目指す方向と社員の目指す方向にズレが生じてきます。そうすると、あるべき方向に向かうべきエネルギーが分散してしまい、組織としての一体化が失われてしまいます。

■ 情報の伝達不足

第一に情報に関連する問題が発生します。問題が発生しても隠蔽され、大きなトラブルが発生し手遅れになった状況で発覚する危険性があるのです。また、誰がどの情報を持っているのか把握できないことで必要な情報を知るまでに多くの時間を要し、作業効率の低下につながります。

■ 助け合いが減少

コミュニケーションがなければ、職場内の人間関係は希薄になります。その結果、悩みや不安があっても相談する相手がおらず、一人で全て抱え込む方もでてくることでしょう。誰にも相談できなければ業務は行き詰り、また、心理的な負担の増加によって病気のリスクを高める結果にもつながりかねません。

■ 技術や知識の引き継ぎによる問題

仕事の技術や知識は、新しい世代に引き継いでいかなければなりません。しかし、年齢差がありすぎると、コミュニケーションのズレが生じるケースが多いようです。世代が違えば考えも仕事に対する意識も違います。そのため、円滑なコミュニケーションを取るのが難しいのです。この問題を解決するには、会社側の積極的なサポートが必須といえます。

コミュニケーションを活性化するために

社内のコミュニケーションを活性化するには、まず社員一人ひとりの意識改革が欠かせません。コミュニケーション不足による問題を認識し、必要性を認識・理解して意識を高めることでプラスの方向へ進むことでしょう。特に少数精鋭の中小企業では、一人に対して割り振られる仕事量が多いこともあり、コミュニケーションの活性化は重要課題といえます。

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